| ペーザロ出身のロッシーニ(1792-1868)は、世界のオペラをイタリアに持ち込んだ最初の人物と言えるでしょう。
ボローニャの音楽学校で学び、18歳でオペラ作曲家としてのキャリアをスタートさせた後、続く19年間の間にロッシーニは輝かしい成功と、時の作曲家の間では類を見ないほどの豊かな感性を活かした、36に及ぶオペラを作曲しました。
彼の代表作には傑作「セビリアの理髪師」、「ウィリアム・テル」を含む、「タンクレディ」、「イギリス女王エリザベス」、「アルジェのイタリア女」のような名が挙げられます。

ロッシーニの名声を確立した1813年の「タンクレディ」、「アルジェのイタリア女」で大成功をおさめて以来、ロッシーニの芸術はイタリアのオペラ界に旋風を巻き起こし続けます。
特に当時のイタリア・オペラの中心地であったナポリに腰をすえてからは、イタリアのオペラ作曲家のリーダーとして、イタリア国内だけでなくヨーロッパ中に多大な影響を及ぼしました。

1820年からはパリに移り、その生涯が幕を閉じるまでそこに住みました。 パリでもさらなる活躍を続けますが、37歳の若さでオペラ界を引退。
「ウィリアム・テル」はロッシーニの最後の作品になりました。 その後2つの宗教的な音楽の作曲以外はほとんど何も作曲せず、残りの39年間の生涯を過ごします。
その後は料理家として第二の人生を歩むという偉業も成し遂げました。

ペーザロはロッシーニ・ファンのみならず、オペラ愛好家にとっても大切な巡礼の地のような存在。 彼の生家はペーザロの街に生き続け、ロッシーニの人生や作品に触れることができる博物館になっています。
又、毎年8月の恒例イベントとして、彼のオペラがメインで演奏されるロッシーニ・オペラ・フェスティバルも開催され、世界中からオペラを楽しむために観光客が訪れています。 |
 |

ジョアッキーノ・ロッシーニ

ロッシーニの故郷ペーザロの街

ロッシーニ劇場
(ペーザロ)
|